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ほっと・ケアライフ通信
第35回 「平成27年度高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」の結果について
今回のほっと・ケアライフ通信では、平成29年3月23日に厚生労働省が発表した「平成27年度高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」の結果についてお伝えさせていただきます。
今回の調査で平成27年度の1年間であった虐待についての相談・通報結果は、施設従事者等による虐待についての相談・通報件数は1,640件で、そのうち実際に虐待と認められた件数は408件ありました。施設従事者以外からの虐待についての相談・通報件数は26,668件で、そのうち実際に虐待と認められた件数は15,976件ありました。全体でみると相談・通報件数が28,308件、実際に虐待と認められた件数は16,384件と、かなり多い件数の虐待による被害があることが分かりました。
施設等での虐待で、相談・通報に対する実際に虐待と認められた件数の割合は、24.87%になります。それに対し、それ以外のでの虐待で、相談・通報に対する実際に虐待と認められた件数の割合は、57.87%になります。
今回の発表された高齢者虐待の対応は、まとめると以下のようになります。
介護保険最新情報 VOL.585 厚生労働省老健局高齢支援課より抜粋
上記の高齢者権利擁護等推進事業の見直しについても検討されているので、そちらもご紹介させていただきます。
介護保険最新情報 VOL.585 厚生労働省老健局高齢支援課より抜粋
事業の再構築(事業の柱立ての見直し・メニューの直し)、成果指標の観点から見直しが現在検討されています。
以上が発表した「平成27年度高齢者虐待の防止、高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」の結果になります。